1821.四日市あすなろう鉄道西日野駅



四日市あすなろう鉄道西日野駅は単式1面1線の、
頭端式が採用された八王子線の駅である。
かつては途中駅であったために単式ホームのままで、
来た列車がそのまま折り返すだけの構造となっている。
八王子線は1911年に設立された三重軌道が敷設した路線で、
1912年8月14日に日永から四郷まで開業時に途中駅として開業した。
終着駅の四郷はのちに「八王子村」に改称され、のちの伊勢八王子に再改称された。
1916年7月に三重鉄道が設立され、三重軌道の路線を継承、
三重鉄道は1944年2月11日に三重交通に合併、
三重交通は戦時中の交通統合で誕生した会社で、
現在の三岐鉄道北勢線を開業させた北勢電気鉄道、
現・近鉄志摩線を開業させた志摩電気鉄道のほか、
路線バスなどを運営していた三重県下のいくつかの会社が合併して誕生した。
戦後の1964年2月1日に鉄道部門を分社化し、
三重電気軌道が誕生、これを1965年4月1日に近鉄が合併した。
八王子線は1974年7月25日の天白川の集中豪雨により、
日永から伊勢八王子が不通となり、
1976年4我1日に日永から西日野までは営業を再開したものの、
西日野から伊勢八王子までは正式に廃止されることになった。
この時に西日野駅は現在位置に移設された。
内部線と八王子線はナローゲージ路線で、
車両の更新時に他路線から流用出来ないなどの問題もあり、
近鉄はバス高速システムへの意向を打診、
四日市市と協議して結論として鉄道施設を四日市市が保有、
近鉄と四日市市の出資の新会社が運営することになった。
そして2014年に四日市あすなろう鉄道が設立、
近鉄の内部線と八王子線を2015年4月1日からを引き継いだ。


画像 dd25837
撮影日時 2020/08/09 7:51:56

四日市あすなろう鉄道西日野駅全景。


画像 dd25836
撮影日時 2020/08/09 7:51:32




REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2023