1856.JR外房線上総一ノ宮駅



JR上総一ノ宮駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する外房線の駅である。
画像は西口で、この駅舎と隣接する単式ホームは3番線に付番、
島式ホームとは跨線橋で結ばれ、この跨線橋は東口に直結している。
東口はSuicaなどのICカード専用の改札が階段上に設置されている。
そのため東口には券売機が設置されていない。
東口と西口の移動は東浪見方にある一般道の踏切を利用することになる。
島式ホームの外側が1番線に付番され、下り主本線となっている。
島式ホームの内側が2番線に付番され、上下線の副本線、
単式ホームは3番線に付番され、上り主本線になっている。
全ホームがE217系及びE235系1000番台の15両編成も入線可能になっている。
外房線は「房総鉄道馬車」の社名で設立され、
1893年に社名変更された房総鉄道によって、
1896年1月20日に蘇我から大網までの区間が開業したのに始まる。
資材運搬用の仮線として建設した千葉から蘇我までの貨物線も、
本線として同年2月25日に営業が許可された。
1897年4月17日に一ノ宮(現・上総一ノ宮)まで延伸し終着駅として開業した。
その後1899年12月13日に大原まで延伸した。
外房鉄道は1907年9月1日に国有化され、
1909年10月12日の線路名称制定で房総線となった。
国有化後も1913年6月20日に勝浦まで、1927年4月1日には上総興津まで、
1929年4月15日に安房鴨川まで敷設され全通した。
房総線は1933年4月1日に房総西線、房総東線に分離され、
全線電化完了に合わせて1972年7月15日に、
房総東線は外房線に改称された。
開業時は「一ノ宮」の駅名だったが、
他の地域の“一ノ宮”との重複を避けるために、
1916年1月1日に「上総一ノ宮」に改称された。
易者には以下のような掲示があった。

  上総一ノ宮駅の歴史

 上総一ノ宮駅は1897年(明治30年)4月17日に
 房総鉄道(当時)開業に伴い営業開始した。

 現在の駅舎は1939年(昭和14年)に完成し
 約80年の時を経て2020年(令和2年)に
 リニューアル工事を行った。
 海岸線をイメージしたシャープな外装と
 木のぬくもりを感じる内装に一新したが
 骨組みは従来のものを使用しており、格子
 天井の隙間から過去の歴史の息遣いを感じる
 事ができる。


画像 dd26587
撮影日時 2021/08/22 12:53:08

JR上総一ノ宮駅東口。
IC乗車券専用の改札である。


画像 dd26586
撮影日時 2021/08/22 12:44:10
JR上総一ノ宮駅西口全景。


画像 dd26583
撮影日時 2021/08/22 12:34:46




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