1864.京王電鉄下北沢駅



京王電鉄下北沢駅は島式1面2線の高架ホームを有する井の頭線の駅である。
1番線は下り吉祥寺方面、2番線は上り渋谷方面が使用する。
かつて小田急電鉄小田原線が地上ホーム時代は駅舎を共有していた。
しかし小田急の地上ホームがこの付近の交通の妨げになり、
駅前の整備が遅れバスやタクシーなどの公共交通機関の乗り入れも出来ず、
また踏切によって南北が分断されるなど再開発の足枷になっていた。
2013年3月22日に小田急が地下化され、
それに伴って駅舎も独立した。
下北沢に最初に駅を設置したのは小田急で、
1927年4月1日に小田原急行によって、
現在の小田急小田原線が一気に開業、下北沢駅もこの時に同時に開業している。
1933年8月1日に帝都電鉄によって現在の京王井の頭線が開通した。
この時、下北沢にも駅が設置された。
1940年5月1日に帝都電鉄は小田原急行電鉄に合併、
同社の路線は小田原急行の帝都線となり、下北沢駅も統合された。
1941年3月1日に鬼怒川水力電気と小田原急行電鉄が合併し、小田急電鉄となる。
戦時中の1942年5月1日に小田急電鉄は東京横浜電鉄と合併、東京急行電鉄となり、
この時、帝都線は井の頭線に名称変更された。
戦後の1948年6月1日に東京急行電鉄が解体、
小田原線は小田急電鉄の所属に、井の頭線は京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の所属となった。
もともと井の頭線は小田急の路線だったが、
小田原から箱根に続く箱根登山鉄道を傘下に収める代わりに、
井の頭線を東京急行電鉄(大東急)から独立した鉄道会社の中で、
経営基盤が一番脆弱だった京王電気軌道に井の頭線を渡すこととなった。
京王電気軌道は井の頭線の旧路線名である帝都線を加え、
京王帝都電鉄として再び再開されることとなった。
京王線は馬車軌間と呼ばれる1,372mmを採用しているが、
井の頭線は元は小田急電鉄だこともあって1,067mmを採用している。
そのため同じ鉄道会社でも直通は出来ない。


画像 dd26713
撮影日時 2021/10/03 15:14:19



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