197.JR東海道本線大船駅




JR大船駅は島式5面10線の地上ホームを有する、
東海道本線の駅である。
1番線、2番線は東海道線及び上野東京ライン上り、
湘南新宿ライン北行、東京、新宿方面が使用する。
3番線、4番線は東海道本線下り熱海方面が使用する。
5番線、6番線は総武快速線直通の横須賀線、
湘南新宿ライン北行が使用する。
7番線、8番線は横須賀線下り久里浜方面が使用、
湘南新宿ラインの一部列車は7番線を使用することがある。
9番線、10番線は京浜東北線直通の根岸線が使用する。
根岸線の終着駅であり、大船で折り返す。
橋上駅舎化されていて、ホーム両端に2つの駅舎があり、
改札内通路で結ばれている。
南改札側にはルミネウイング側に出て、改札を出ると、
大船観音側に出る西口、湘南モノレール側の東口に繋がる。
北改札側は西側の出口はなく、東側には画像の笠間口がある。
東海道本線は1887年7月11日に、
横浜から国府津まで延伸したが、
この時点で大船に駅は設置されてはいなかった。
大船に駅が出来たのは翌年の1988年11月1日である。
1889年6月16日に大船を起点として、
横須賀線が開通し、大船から東海道本線に直通する運転系統になる。
戦後、1973年4月9日に根岸線が延伸してきて終着駅となる。
1980年10月1日に横須賀線の東京までの区間が新線に切り替え、
東京から大船までの東海道線と横須賀線の分離、SM分離が実施された。
SM分離とは横須賀線と東海道線を分離するという意味であり、
列車番号では基本的に電車にはモーターを意味するMを使うが、
直通する横須賀線を区別するためにSを使用して区別していた。
横須賀線を通称スカ線、横須賀線塗色を通称スカ色などしているため、
列車番号でもSを使用していた。
東京から大船の区間は東海道線に横須賀線が直通しているため、
この区間のダイヤ過密が問題となり、
東海道線の増発の足枷となっていた。
1972年7月15日に総武快速線の東京から錦糸町の区間に、
地下トンネルを設置して、津田沼から錦糸町の区間を複々線化させた。
翌年、1973年6月28日には東京から品川までの地下トンネルも完成した。
品川から鶴見の区間は東海道本線の貨物用の別線、
通称、品鶴線を転用し、鶴見から大船の区間は貨物線を新設し、
従来の貨物線に横須賀線を直通させることで、
東海道線と横須賀線を分離させた。
余談だが、総武快速線の列車番号はFが用いられていて、
横須賀線と総武快速線の直通列車はSF直結という。
大船は湘南江の島までを結ぶ湘南モノレールの始発駅でもある。
西口には柏尾川を挟んで大船観音が見られ、
東口には駅ビルとしてがあり、
ルミネウイングから直接湘南モノレールの駅に行くことが出来る。


画像 de4039
撮影時刻 2002/05/03 11:44:01

JR大船駅東口。


画像 de4039
撮影時刻 2002/05/03 11:44:01
JR大船駅西口。


画像 de4035
撮影日時 2002/05/03 11:38:37
湘南モノレール大船駅。
懸垂式3両編成である。


画像 de4050
撮影時刻 2002/05/03 12:04:43
杜から顔を出した大船観音。
湘南モノレールの駅外の、
広場から大船観音が望める。


画像 de4046
撮影時刻 2002/05/03 11:55:17




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