1998.JR南武線谷保駅



JR谷保駅は、相対式2面2線の地上ホームを有する南武線の駅である。
1番線は下り立川方面、2番線は上り川崎方面が使用する。
画像は北口で、橋上駅舎化されている。
南武線は多摩川の砂利を運搬することを目的に設立された、
南武鉄道によって敷設された路線で、
1927年3月9日に川崎から登戸までの区間が開業、
同年11月1日に大丸(現・南多摩)まで延伸、
1928年12月11日に屋敷分(現・分倍河原)まで延伸、
この時、谷保も同時に開業した。
1929年12月11日に立川まで延伸して本線は全通した。
本線全通後の1930年3月25日に支線が浜川崎まで延伸、
この時は貨物線のみだったが、
同年4月10日に旅客営業が開始された。
南武鉄道は戦時中の1944年4月1日に、
国有化され、南武線となった。
1979年に気弱有情駅舎化されるまでは、
南口側にのみ駅舎があった。
現在の駅所在地名は東京都国立市大字谷保字御経塚だが、
開業当時は谷保村だったため、この駅名になった。
谷保とは「湿地帯の多い台地」の意で、この近辺では稲作が盛んだった。
鎌倉時代後期には既に「谷保郷」という地名があった。
もともとの読みは「やぼ」と読まれていたが、
南武鉄道開通時に「やぼ」が「野暮」に聞こえるのを嫌って、
「やほ」と名付けたといわれている。


画像 dd29565
撮影日時 2024/05/04 10:28:23

JR谷保駅南口。


画像 dd29568
撮影日時 2024/05/04 10:32:08




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