2006.東急電鉄荏原中延駅

東急荏原中延駅は相対式2面2線の地下ホームを有する池上線の駅である。
1番線は下り蒲田方面、2番線は上り五反田方面が使用する。
池上線は1917年6月24日に設立された、
池上電気鉄道によって敷設された路線で、
池上本門寺への参詣客輸送を目的に計画された。
1922年10月6日に蒲田から池上までの区間が開業、
翌年、1923年5月4日に雪ヶ谷(現・雪が谷大塚)まで延伸、
1927年8月28日には桐ヶ谷(現廃止・大崎広小路−戸越銀座駅間)まで延伸、
同年10月9日に大崎広小路まで延伸、
1928年6月17日に五反田まで延伸して全通した。
池上電気鉄道は1934年10月1日に目黒蒲田電鉄に吸収合併され、
目黒蒲田電鉄は1939年10月1日に東京横浜電鉄を合併、
社名を東京横浜電鉄に変更した。
陸上交通事業調整法により、1942年5月1日に、
京浜電気鉄道、小田急電鉄を合併し、社名を東京急行電鉄株式会社に変更した。
1944年5月31日には京王電気鉄道を合併したが、
戦後、1948年6月1日に会社再編成し京浜急行電鉄、小田急電鉄、京王帝都電鉄を設立、
残留した支社から東京急行電鉄を形成した。
2019年4月25日に東急電鉄分割準備株式会社を設立し、
同年9月2日に東京急行電鉄株式会社が「東急株式会社」、
東急電鉄分割準備株式会社が「東急電鉄株式会社」に商号変更の上、
同年10月1日に東急株式会社の鉄軌道事業を、
東急電鉄株式会社に移管して会社分割した。
開業は雪ヶ谷(現・雪が谷大塚)から桐ヶ谷(現・廃止)までの延伸と同時で、
開業当時は地上駅だったが、1979年12月1日から連続立体交差事業が開始、
戸越銀座から旗の台の間を半地下化するもので、
1989年3月19日に地下ホームが使用開始された。
駅名は開業当時の所在地名の荏原郡荏原町大字中延に由来する。
町名の“荏原”と大字の“中延”を複合させて命名されたが、
一説によると池上電気鉄道と当時ライバル関係にあった目黒蒲田電鉄との因縁で、
当初は駅名を“中延”にする予定だったが、
目黒蒲田電鉄(現・大井町線)が先に“荏原町”と“中延”駅を開設したため、
それに対抗して“荏原中延”と名付けたとされる。
画像 dd29655
撮影日時 2024/05/26 10:08:39
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