2054.JR東海道本線袋井駅

JR袋井駅は単式2面2線と島式島式1面2線の、
計3面4線の地上ホームを有する東海道本線の駅である。
島式ホームを単式ホームが挟む形で設置されており、
相対式2面2線と島式1面2線とも云える。
北口側の単式ホームは1番線に付番、上り副本線、
島式ホームは2番線、3番線に付番、
2番線は上り主本線、3番線は下り主本線、
南口側の単式ホームは4番線に付番、下り副本線となっている。
1番線上りホームと4番線下りホームは定期列車の発着はなく、
予備ホームとして臨時列車や通過する貨物列車などが使用する。
画像は南口で、橋上駅舎化されている。
東海道本線は東京から神戸までを結ぶ589.5kmの鉄道路線である。
日本で初めて鉄道が敷設されたのは、
新橋(後の汐留貨物、現・廃止)から横浜(現・桜木町)で、
1872年6月12日に品川から横浜が仮開業し1日2往復していたが、
敷設区間全区間で営業が開始されたのは同年10月14日である。
1874年5月11日には大阪から神戸までの区間が開業、
1876年7月26日には大阪から向日町まで延伸、
同年9月5日には向日町から大宮通仮停車場(原・廃止)まで延伸、
1877年2月6日には大宮通仮停車場から京都まで延伸、
同時に大宮通仮停車場は廃止された。
1879年8月18日には京都から大谷(現・廃止)まで延伸、
1880年7月15日には大谷から大津まで延伸した。
大津から琵琶湖上を船舶で繋ぐ太湖汽船が就航したのは1882年5月1日で、
1883年5月1日には対岸の長浜(現・近江八幡)から関ヶ原までの区間が開業している。
1884年5月25日には関ヶ原から大垣まで延伸した。
資材運搬のため1886年3月1日に武豊から熱田の区間が開業した。
この区間は現在、武豊から大府までが武豊線、
大府から熱田までが東海道本線となっている。
同年4月1日には熱田から清洲(現・枇杷島)までが延伸、
同年5月1日には清洲から一ノ宮(現・尾張一宮)まで延伸、
同年6月1日には一ノ宮から木曽川まで延伸した。
一方、神戸から大垣まで敷設された路線は、
1887年1月21日に大垣から加納(現・岐阜)まで延伸、
同年4月25日には加納から木曽川までが繋がり、
武豊から大府を経由して神戸までの区間が、
琵琶湖上の太湖汽船を経由する形では繋がった。
最初の鉄道敷設区間だった新橋から横浜までの区間も、
同年7月11日に横浜から国府津まで延伸した。
1888年9月1日には武豊から大府を経由して木曽川まで敷設された区間の、
大府から浜松までの区間が開業した。
1889年2月1日は新橋から国府津まで開業していた区間に、
国府津から静岡までの区間が現在の御殿場線のルートで延伸開業、
同年4月16日には静岡から浜松の区間が延伸して繋がり、
新橋から神戸までの区間が琵琶湖上の太湖汽船経由で繋がった。
1889年7月1日には大津から大谷(現・廃止)の途中にあった、
馬場(現・膳所)から長浜(現・近江八幡)の区間が開業し、
大津から長浜(現・近江八幡)の太湖汽船を経由せず、
新橋から神戸までが鉄路で繋がり、東海道本線は全通した。
1889年4月16日に静岡から浜松まで延伸した時に同時に開業した。
1902年12月28日には秋葉馬車鉄道が駅前に乗り入れ、
秋葉馬車軌道は駿遠電気の役員によって設立された秋葉鉄道に吸収合併、
駿遠電気は1923年に静岡電気鉄道に改称され、秋葉鉄道を吸収合併した。
1914年1月12日には中遠鉄道の袋井新駅が開業した。
静岡電気鉄道は戦時中の1943年5月15日に、
中遠鉄道などと合併して社名が静岡鉄道となった。
静岡鉄道は現在も静岡清水線が現存しているが、
その一方で軌道線の秋葉線は1962年9月20日、
中遠鉄道を引き継いだ駿遠線は1967年8月28日に廃止された。
2014年11月30日に橋上駅舎化され、
改札外の南北自由通路は「どまん中通り」と名付けられ、
北口は「秋葉口」、南口はには「駿遠口」の愛称が付けられた。
「どまん中通り」の愛称は袋井宿が、
東海道五十三次のど真ん中にあることに由来している。
画像 dd29913
撮影日時 2024/07/22 13:34:02
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JR袋井駅北口。 画像 dd29914 撮影日時 2024/07/22 13:39:02 |
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