269.京成電鉄成田空港駅




成田空港はアクセスの悪さに定評があり、初期に開設した成田空港(現・東成田)駅は空港ターミナルビルまでバス移動で、
日本を代表する国際空港としては酷いものであった。
そこで運輸大臣の石原慎太郎氏(当時)の鶴の一声によって空港アクセスの改善が提言され、
成田新幹線として路盤整備が既に出来上がっていた空港への地下路線にJR成田駅から狭軌路線で地下路線まで結び、
東京駅から特別急行を走らせてアクセスを良くするという計画が1988年に持ち上がり、
既に成田空港アクセスの特急を走らせていた京成がこれに参加する形で成田駅−成田空港(現・東成田)駅の途中の駒井野分岐点から、
複線で空港第2ビル駅直前の成田新幹線路盤完成路線までを結ぶ新線を施設することとなった。
成田新幹線路盤完成部分は第三セクターの成田空港高速鉄道が設立させて線路を施設し、
これにJRと京成がそれぞれアクセスして第2ターミナルビルへアクセスする空港第2ビル駅、
第1ターミナルビルへアクセスする成田空港駅が新設され、それまでの成田空港駅は東成田へと駅名変更された。
JRが狭軌、京成が標準軌のため、それぞそれが単線で施設され、成田空港駅で複線になって折り返す形になっている。


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撮影時刻 2003/03/01 12:18:36

成田空港駅「スカイライナー」特急券売り場。
JRと京成の集客合戦が繰り広げられている。


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撮影時刻 2003/03/01 12:19:09


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