315.JR両毛線前橋駅




JR前橋駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の高架ホームを有する両毛線の駅である。
現在は2面3線構造だが、単式ホームの反対側も、
線路敷設のための準備工事はなされていて、
将来的には島式2面4線構造に変更することは可能である。
島式ホーム側から1番線、2番線に付番、
1番線は下り、2番線は当駅始発の上りが使用、
3番線は上りが使用する。
画像は南口で、旧駅舎を模したデザインとなっている。
両毛線は新前橋から小山までの区間だが、
運行上は高崎まで乗り入れている。
現在は高崎から新前橋の区間は上越線になっているが、
もともとは高崎から前橋までの高崎線延長路線が先に造られ、
上越南線を施設するに当たって分岐地点として開設されたのが新前橋である。
1884年8月20日に日本鉄道旧前橋駅が開業したが、
前橋市街地とは利根川を隔てた場所に建設されたため、
利根川に鉄橋の架橋が計画された。
一方小山から両毛鉄道が路線を建設し、
1889年11月20日に前橋市街地まで達し、前橋に駅を設置した。
両毛鉄道前橋駅の開業の翌月には利根川の鉄橋が完成し、
日本鉄道の高崎延長線が両毛鉄道前橋駅に接続した。
この時旧前橋駅は廃止された。
1897年には両毛鉄道は日本鉄道と合併するが、
1906年公布の鉄道国有法によって日本鉄道は国有化され、
高崎から前橋の間の高崎線延長線と、
前橋から小山の間の旧両毛鉄道線は統合され両毛線となった。
のちに高崎から新前橋の区間は上越線となった。
現在の駅舎は1986年に完成し、この時に南口が新たに造られた。


画像 dd20650
撮影日時 2014/11/20 9:50:58

JR前橋駅北口。


画像 dd20649
撮影日時 2014/11/20 9:48:55




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