343.京成電鉄新千葉駅



京成電鉄新千葉駅は相対式2面2線の地上ホームを有する京成千葉線の駅である。
1番線は上り津田沼方面、2番線は下り京成千葉が使用する。
駅舎は1番線ホームの西登戸方のみに設置され、
2番線ホームとは屋根のある跨線橋で結ばれている。
京成電鉄は社名の通り、成田山への参詣鉄道として、
1909年6月30日に京成電気軌道の社名で設立された。
京成本線は1912年11月3日に押上から曲金(現・京成高砂)、市川仮駅が開業、
1914年9月1日に市川新田(現・市川真間)まで延伸、
1915年11月13日に中山まで延伸、
1916年12月28日に船橋まで延伸された。
ここから先は成田方面へ延伸するよりも先に、
市街地であった千葉方面に延伸したほうが経営が安定すると考え、
1921年7月17日には千葉(現・千葉中央)まで延伸され、千葉線が全通した。
京成本線は1926年12月9日に津田沼から分岐して、
酒々井へ延伸して成田方面への延伸を再開、
同年同月の1926年12月24日に成田花咲町(現・廃止)まで延伸、
1930年4月25日に成田まで延伸した時に廃止された。
戦時中の1945年2月20日に軌道法から地方鉄道法に基づく鉄道に変更、
同年6月25日に社名を京成電鉄に変更した。
新千葉は千葉線敷設の約2年後、12923年7月24日に開業した。
JR千葉駅から海岸に向かって国道14号線沿いとのほぼ中間に位置し、
住宅街の真ん中に所在する。
1958年に京成千葉駅を移転した関係で、
新千葉から京成千葉間の路線も移設された。
京成電鉄千葉駅はもともと現在の総武本線と、
外房線の中間に位置する千葉中央公園付近にあったが、
国鉄の千葉駅が現在の本千葉付近から現在の位置に移動し、
外房線のスイッチバックを解消することになったため、
京成線との交差を避けるために現在の位置に移動したのだった。
京成電鉄は街の中心部から現在の位置に移動した見返りとして、
当時の子会社の小湊鉄道に千葉から海士有木までの区間の免許を付与され、
京成千葉線との直通が約束されていたのである。
その約束は千葉急行電鉄となって途中まで実行されたが直通は遂に実現できず、
逆に千葉急行電鉄の営業を引き継いだ京成千原線は、
京成電鉄のお荷物路線となってしまった。


画像 dd27074
撮影日時 2022/04/21 10:55:40

リニューアル前の新千葉駅。


画像 de8171
撮影時刻 2003/06/14 16:27:38




REI RINGONO Station
All rights reserved,
Copyright (C) Semisweet Apple Company and REI RINGONO 2006-2025