348.JR鹿児島本線小倉駅



JR小倉駅はJR九州鹿児島本線の駅であり、またJR西日本山陽新幹線の停車駅でもあり、北九州市の中心的駅である。
また北九州高速鉄道が運営する北九州モノレール小倉線が鹿児島本線とは垂直に接続し、駅ビルの中にめり込むような形で施設されている。
山陽新幹線、鹿児島本線のほか実質的に日豊本線の分岐駅としても機能しているが、
博多方面から直通する場合は線形上、小倉駅でスイッチバックすることになる。
1891年4月1日、鹿児島本線の前身である九州鉄道の開通と同時に開業した。
開業当初は現在の西小倉駅付近にあったが、1958年3月1日に約700m東の現在位置に移転した。
1975年には山陽新幹線小倉駅が開業し、また1997年には北九州高速鉄道小倉線が小倉駅まで延伸して駅ビル内に乗り入れる形になった。
小倉駅南口から駅ビルの一部に突っ込む形で施設されているのが北九州高速鉄道の運営する北九州モノレール小倉線である。
JR小倉駅から企救丘(きくがおか)までを結ぶ8.8km、13駅の跨座式モノレールで、
北九州高速鉄道は1976年7月31日に設立された北九州市などが出資する第三セクターであり、
小倉線は1972年に公布された都市モノレール法による「都市モノレール建設のための道路整備に対する補助制度」で建設された。
1985年に1月9日に開業し、1998年に小倉駅まで延伸された。
駅コンコースの2階部分にモノレールのホームがあり、JR改札から平面移動で北九州モノレールの改札に行ける。
乗り換えの便を図った画期的な接続方法といえる。
南口のロータリーには「森鴎外京町住居跡碑」があり、
第十二師団軍医部長として九州に赴任した1899年(明治32)年6月から1902年(明治35年)3月まで現在の小倉駅前ロータリー付近に住んだ。
この地に滞在した間に茂子夫人との新婚生活を送り、「即興詩人」の名訳を完成させ、小説「独身」では明治小倉の風物を活写しているという。


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撮影時刻 2003/07/05 12:35:53

JR小倉駅北口。


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撮影時刻 2003/07/05 12:47:03


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