350.JR鹿児島本線門司港駅



JR門司港駅は頭端式2面4線の地上ホームを有する鹿児島本線の起点駅である。
関門トンネルが完成するまでは関門海峡を渡る連絡船の駅として賑わっていた。
1番線、2番線、4番線、5番線が鹿児島本線下りとなっており、3番線はホームに面していない留置線のため欠番となっている。
ホームの東側には留置線が多くの留置線があり、かつては外浜駅まで鹿児島本線の貨物支線が伸びていた。
外浜までのこの貨物支線は2005年10月1日に0月1日に営業休止、2008年9月5日に廃止された。
廃止後も線路は残され、この線路を再利用する形で、
2009年4月26日に平成筑豊鉄道が門司港レトロ観光線のトロッコ列車の運行を開始した。
門司に最初に駅を設置したのは1887年に設立された九州鉄道で、
九州で初めての鉄道路線として1889年12月11日に博多から筑後川北岸にあった千歳川仮停車場までを敷設した。
1891年4月1日に千歳川仮停車場から門司(現・門司港)まで延伸、また同年7月1日には熊本まで延伸している。
門司港に駅が出来たのはこの時で、開業時は「門司」の駅名だった。
1901年5月27日に山陽汽船が下関と門司の間に関門連絡船を就航させる。
1907年7月1日には九州鉄道が国有化され、山陽汽船も国鉄関門連絡船となる。
1909年10月12日の線路名称制定により鹿児島本線の所属となる。
1914年(大正3年)には東方から約200m移転し、現在の駅舎が完成する。
1942年7月1日に関門トンネルが完成し、それに合わせて同年4月1日に駅名が「門司」から「門司港」に変更される。
戦後も国鉄関門連絡船は定期運用されていたが、1964年11月1日には廃止された。
現在の駅舎は2代目で、ネオ・ルネッサンス式木造2階建ての駅舎は九州で最も古い鉄道駅舎であり、
鉄道駅舎としては初めて国の重要文化財に指定され、
駅前には噴水が設置、周辺も門司港レトロ地区として観光スポットとなっている。
門司港駅に近接して2003年8月9日には九州鉄道記念館が開業した。
本館は元の九州鉄道の本社であり、蒸気機関車2機、電気機関車2機、気動車1両、電車2両、客車1両、貨車1両、
さらには前頭部のみ電気機関車2両、1両が展示されている。


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撮影時刻 2003/07/05 14:08:39

九州鉄道記念館。


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撮影時刻 2006/05/12 12:39:02




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