357.西日本鉄道薬院駅



西日本鉄道薬院駅は西鉄天神大牟田線の福岡の次の駅であり、まだ天神地区のエリア内といえる。
天神大牟田線は1924年(大正13年)4月12日に九州鉄道によって大牟田線として開業した路線であり、
開業当初から福岡(現・西鉄福岡(天神))から久留米(西鉄久留米)間で電化路線として施設された。
1932年12月には津福まで延伸、1937年に大川鉄道を吸収合併し、津福−大善寺間を改軌して開業、
翌年には9月には中島(現・西鉄中島)、10月には栄町(現・新栄町)まで延伸し、
1939年7月1日に大牟田までの延伸が完了し、大牟田線は全通した。
1942年には陸上交通事業調整法により九州電気軌道などと合併し、西日本鉄道となる。
大牟田線が天神大牟田線と改称したのは、意外にも2001年になってからである。
薬院駅が出来たのは1927年6月1日で、同年3月26日に開業した九州水力電気城南線に接続させるために設立された。
九州水力電気は博多電気軌道として設立され、福岡エリアに軌道線(路面電車)を開業した鉄道会社が、
合併などによって電力会社の傘下になったもので、
同じく福博電気軌道として設立され、東邦電力となった軌道路線所有の会社と合併し、福博電車となった。
この会社も1942年に西日本鉄道に合併されたが、戦後福岡の軌道線は全廃された。
1996年には現在の駅舎が完成し、
2005年2月3日に開業した福岡市営地下鉄七隈線が開通し、
地下に薬院駅が開業した。


画像 de8402
撮影時刻 2003/07/06 11:08:19

西鉄薬院駅北口。


画像 de8401
撮影時刻 2003/07/06 11:06:35


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