372.長野電鉄信濃吉田駅



長野電鉄はJR長野駅から須坂を経由して湯田中に至る長野線33.2kmと、
長野線須坂からしなの鉄道屋代までを結ぶ屋代線24.4kmを所有する地方鉄道である。
1920年5月30日設立の河東鉄道と1923年11月25日設立の長野電気鉄道が合併して誕生した。
河東鉄道は1922年6月10日には屋代−須坂間を開業し、1923には信州中野、1925年には木島まで延伸した。
一方、長野電気鉄道は1926年6月28日に権堂−須坂間を開業し、
1926年9月30日に両社は合併し、長野電鉄になった。
その後、信州中野から湯田中までの山の内線を開業、権堂からJR長野駅まで乗り入れを果たしたが、
2002年4月1日に信州中野−木島間を廃止した。
現在は長野から須坂を経由して湯田中までを結ぶ33.2kmを長野線(通称本線)、
須坂から分岐して屋代までを結ぶ24.4kmの路線を屋代線と称する。
長野電鉄は長野駅近辺の一部区間が地下路線であり、また湯田中駅ではミニスイッチバックが見られた。
長野線終点の湯田中駅では急勾配の果てにホームがあり、その先には県道が走っているため、
急勾配からではホームの長さが2両分しか取れない。
そのため3両編成の列車は急勾配から一端県道を踏みきりで閉鎖してホームを行き過ぎて停まり、
ポイントを切り替えて平坦な路線に入って3両分のホームに入線する形になる。
このミニスイッチバックは湯田中駅の名物でもあったが、そのたびに県道を踏みきりで塞いでいるために効率が悪く、
2006年9月1日より1ヶ月間掛けて改修工事を行い、ミニスイッチバックを解消した。
信濃吉田駅は2面2線のホームを持つ橋上駅であり、
また徒歩10分くらいの位置にJR北長野駅がある。
開業は1926年6月28日で長野電気鉄道吉田町として開業したが、同年9月には合併により長野電鉄の駅となる。
更に同年10月5日に信濃吉田に改称した。

画像 de8670
撮影時刻 2003/07/27 11:45:48



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