381.京成電鉄大神宮下駅



大神宮下駅は相対式2面2線の高架ホームを有する京成本線の駅である。
1番線は上り、2番線は下りが使用する。
画像は開業時は地上ホーム時代の駅舎で、
京成船橋駅が高架化するのに合わせて上りホームが2004年11月27日に、
2006年11月25日に下りホームが高架化された。
京成電鉄は1909年6月30日に創立された京成電気軌道がその前身で、
当初ら東京と成田山を結ぶ参拝路線として軌道線を計画していた。
1912年11月3日に押上から曲金(現・京成高砂)までと、
曲金から伊予田(現・江戸川)まで開業したのに始まる。
その後、成田方面に延伸し、1921年7月17日に、
船橋から津田沼(現・京成津田沼)の区間が開業した時に開業した。
駅名になった“大神宮”とは徒歩5分の距離にある、
通称船橋大神宮、正式名称意富比神社(おおひじんじゃ)のことである。
意富比神社は景行天皇40年(西暦110年)創建といわれ、
日本武尊(やまとたける)が東方征伐来た折りに天照皇大神(あまてらすおおみかみ)を祀り、
東国平定の成就を祈願したのに始まると云われている。
意富比神は大日神とも云われ、この地方の太陽神のことで、
東方征伐の際に天照大神と同一視されたものと見られている。
余談だが日本武尊がこの場所を訪れると住民が日照りで困っており、
日本武尊が祈雨を念じると雨が降り出したが、雨が降りすぎて水が溢れ陸に戻れなくなり、
漁民が船を繋いで臨時の橋を造り、日本武尊を救出したという逸話が残っている。
そのためこの地方を“船橋”と呼ばれるようになったという。
意富比神社は朝廷や将軍家などから崇敬を受け、
源頼朝、徳川家康などが社領の寄進や社殿の造営や改修を行っている。
意富比神社は天照皇大神を主祭神とし、
万幡豊秋津姫命(よろづはたとよあきつひめ)、
天手力雄命(アメノタヂカラオノミコト)を配祀している。


画像 de8758
撮影時刻 2003/08/18 10:56:10

高架化後の大神宮下駅。


画像 dd23332
撮影日時 2017/06/10 10:52:16




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