383.北総鉄道大町駅



大町駅は現在は北総鉄道の駅だが、取材時は北総開発鉄道の駅であった。
もともと北総鉄道は千葉ニュータウンの建設に伴い、そのアクセス線として計画された路線である。
京成や千葉県などが出資して1972年5月10日に北総開発鉄道が設立され、
1979年3月9日には北初富−小室間が開業した。
開業当時は北初富から新京成に乗り入れ、松戸まで直通していたのである。
1984年3月19日には住宅・都市整備公団が千葉ニュータウン線小室−千葉ニュータウン中央間を開業させ、
その区間の運営を委託される。
住宅・都市整備公団は自ら線路を引き、車両も所有するが鉄道会社ではないので運営ノウハウがなく、
そのため北総開発鉄道に委託したのである。
1991年3月31日には京成高砂−新鎌ヶ谷間が開業し、北総・公団線は高砂に乗り入れるようになった。
1992年7月8日には北初富−新鎌ヶ谷間が廃止され、新京成への乗り入れは中止された。
1995年4月1日には千葉ニュータウン中央−印西牧の原間が延伸開業、
2000年7月22日には印西牧の原−印旛日本医大間が延伸開業した。
2004年7月1日には住宅・都市整備公団から組織変更された都市基盤整備公団が都市再生機構に再改変される時、
「北総開発鉄道」の社名を「北総鉄道」に変更された。
大町駅は京成高砂−新鎌ヶ谷間が開通した1991年3月31日に同時に開業した。
また近くに市川市動植物園がある事から、「市川動植物園」という副駅名もつけられている。
北総鉄道ホームページの沿線ガイドには、
「大町自然観察園」南西0.3km、
「市川市動物園」南西1.7km、
「大町自然公園のバラ」南1.4km、
「市立市川博物館」南西1.6km、
「フィールドアスレチック」 南0.6kmなどが紹介されている。


画像 de8766
撮影時刻 2003/08/18 11:52:52



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