405.小湊鐵道養老渓谷駅



小湊鐵道養老渓谷駅は駅名通り、養老渓谷の最寄り駅である有人駅である。
1928年5月16日に朝生原として開業し、1954年12月に養老渓谷に改称した。
小湊鐵道は1917年5月19日に地元の有志の出資によって設立し、
五井から外房の誕生寺への参拝客輸送のための路線を建設することを目指したが、
設立当初から資金不足で計画がなかなか進行せず、
1920年に安田財閥が要請を受けて資本参加し、
1925年3月7日に五井から里見までが漸く開業した。
1926年9月1日には月崎まで延伸、1928年5月16日に上総中野まで延伸が完了した。
1942年12月の戦時下における交通統合政策により京成電鉄の系列にはいることになる。
現在も京成電鉄の関連会社だが、成田空港開業の延長などで1970年代に京成が経営困難になり、
この時の資産整理で保有株式が大量に放出され、現在は九十九里鉄道と株式を持ち合っている。
九十九里鉄道は1923年12月21日に九十九里軌道として設立され、
1926年11月25日に東金−上総片貝間の鉄道路線を開業させたが1961年3月1日に廃止された。
現在はバス路線を経営しており、小湊鐵道カラーの車両を走らせている。
小湊鐵道も陸運統制令に伴う戦時統合により房総半島のバス会社が袖ヶ浦自動車が統合して、
さらに小湊鉄道が同社を合併してバス事業にも力を入れている。


画像 de8955
撮影時刻 2003/11/01 12:40:33



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