437.JR南武線府中本町駅



JR府中本町駅は3面6線の地上ホームを有する南武線の駅であり、また武蔵野線の終着駅でもある。
武蔵野線は島式1面2線のホームを有し、その外側にホームを持たない通過線が設置、
更にその外側に南武線の線路があり、相対式ホームが設置されている。
1番線は南武線上り、2番線は武蔵野線降車ホーム、3番線は武蔵野線下り方面、4番線は南武線上りが使用、
1番線と2番線の間に武蔵貨物線上り通過線、3番線と4番線の間には武蔵貨物線下り通過線となる。
東京競馬場への最寄り駅であるために、競馬開催日専用の改札口があり、
また東京競馬場まで屋根付きの連絡通路が設置されている。
南武線は多摩川の砂利採掘を目的に設立された南武鉄道が敷設した路線で、
1927年3月9日に川崎から登戸の区間が開業、同年11月1日には大丸(現・南多摩)まで延伸、
1928年12月1日には屋敷分(現・分倍河原)まで延伸、この時に同時に開業した。
南武鉄道は戦時中の1944年4月1日に国有化された。
武蔵野線は戦前に山手貨物線の代替として東京外環貨物線として計画され、
その後旅客線との共用として1973年4月1日に新松戸から府中本町の区間が開業した。
1978年10月2日には新松戸から西船橋までの区間も開業している。
この地は鎌倉街道の拠点として中世から“本町”と呼ばれ、富士山まで見渡せる景勝地であった。
駅前にはそのことに関する碑が設置されている。

   本町

  本町(ほんまち)の集落は、現在の本町一・二丁目の
 一部(府中街道・鎌倉街道沿い)と宮西町二丁目の一部
 (府中街道沿い)に中心があった宿場です。
  この宿場は、府中宿で一番古いまちです。国府が栄え
 た頃より府中は、この地域を中心に発展しています。
 江戸時代には、府中宿の本陣もここに置かれています。
  幕末の地誌には「甲州街道より南にをれり、横道なり、
 民家東西に並居れり、或は南武陪に散在するもあり、凡
 百八十三軒」(『新編武蔵風土記稿』)とあります。
  地位の起こりは、古くこの地に六と九の六斎市がたち、
 交易が盛んに行われるなどこの地域の中心としてまたが
 形成されたことによるようです。この地には、妙光院、
 称名寺、善明寺にどの古刹があります。


画像 de9099
撮影時刻 2004/02/07 15:13:01

「本町」由来を紹介している石碑。


画像 dd12499
撮影時刻 2009/07/05 12:52:32




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