604.JR根岸線港南台駅

JR港南台駅は島式1面2線の地上ホームを有する根岸線の駅である。
橋上駅舎化されており、1番線は下りが使用、2番線は上りが使用、
京浜東北線直通、一部は横浜線直通列車も使用する。
根岸線は横浜から大船までの12駅、22.1kmの区間である。
運行上は京浜東北線と一体化されており、
使用する車両も共用している。
根岸線のうち、横浜から桜木町の区間は官設鉄道として、
日本で初めて敷設された区間の一部であり、
1872年6月12日に品川から横浜(現・桜木町)までの区間が仮開業、
同年10月14日に新橋(のちの汐留、現・廃止)から品川までが延伸した。
この延伸区間を含め、官設鉄道として正式開業した。
官設鉄道は東京と大阪、神戸を結ぶ鉄道として計画され、
1887年7月11日に国府津まで延伸された。
この時の敷設は横浜(現・桜木町)からスイッチバックして、
程ヶ谷(現・保土ケ谷)に至る線形だった。
スイッチバックを解消するため、1898年8月1日に、
神奈川から程ヶ谷までの短絡線が開業、
神奈川から横浜までの区間と横浜から程ヶ谷までの区間が支線になる。
1915年8月15日に短絡線の新線上に横浜駅が開業、
初代の横浜駅は桜木町に改称された。
また、桜木町から程ヶ谷の区間は廃止された。
桜木町から大船の区間は桜大線の仮称で日本鉄道建設公団により建設された。
1964年5月19日に桜木町から磯子までの区間が延伸、
東海道本線の支線だった横浜から桜木町の区間と合わせ、根岸線の名称となった。
関内、石川町、山手、根岸、磯子が同時に開業した。
1970年3月17日に磯子から光洋台までが延伸、新杉田、光洋台が開業、
1973年4月9日に大船まで延伸して全通、港南台、本郷台が開業した。
桜木町から大船までの鉄道施設は日本鉄道建設公団および、
その業務を承継した鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有、
国鉄およびJR東日本は貸付料を支払っていたが、
2014年にJR東日本に有償で譲渡された。
もともとの計画ではこの場所に線路を敷設する予定ではなかったが、
ルート変更に伴って開発中の港南台を通るルートになり、
日本住宅公団との交渉でルート変更を受け入れる代わりに、
港南台に駅が設置されることになった。
この付近は掘り割りの中に線路が走っていてホームも切通しのそこに設置され、
ホームの半分はトンネルの内部に設置されている。
駅ビル「プチール港南台」の建設工事が始まったのは2006年11月2日で、
翌年2007年3月28日に完成した。
駅ビルが駅舎前に建設されたため、直接外に出るためには南北に出る必要がある。
画像 dd26795
撮影日時 2021/10/24 13:26:26
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港南台駅北側。 画像 dd26796 |
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プチール港南台建設前の港南台駅。 画像 dd02749 撮影日時 2004/07/03 15:13:12 |
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プチール港南台側から見た港南台駅。 画像 dd26797 撮影日時 2021/10/24 13:31:17 |
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