620.JR根室本線釧路駅



JR釧路駅は単式1面1線と島式2面4線の計3面5線の地上ホームを有する根室本線の駅である。
根室本線は新得から根室までの路線だが、新得から釧路までと釧路から根室までで運転系統が別れており、
札幌からの特急は釧路までで、ここから根室までは花咲線という愛称が付けられている。
1901年7月20日に北海道官設鉄道の北海道鉄道部釧路線が釧路から白糠まで開通した時に同時に一般駅として開業した。
1905年4月1日に北海道官設鉄道が国有鉄道に移管された。
1908年頃、釧路川中央にドルフィン及び連絡橋が設置され、そこで貨物線が設置された。
ドルフィンとは杭などを打ち込んで船舶を係留する施設のことである。
1917年12月1日に現在地に移転、同時に貨物扱いを停止した。
1923年1月27日に雄別鉄道線が開業した。
雄別鉄道は釧路から阿寒郡阿寒町の雄別炭山駅までを結んでいた炭鉱鉄道会社で、雄別炭礦の子会社だった。
雄別炭礦は炭鉱会社として東証一部にも上場していた会社であったが、1969年の茂尻鉱で人身事故が起きて廃坑に追い込まれた。
これが原因で資金繰りが悪化、1970年4月に閉山し、鉄道も業務停止した。
1927年9月15日に釧網線が標茶まで敷設される。
現在の駅舎に改築されたのは1961年12月1日で、ステーションビルデパートも同時に開業したが、
このデパートは2004年5月31日に閉店した。


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撮影時刻 2004/07/17 16:02:39

太平洋炭礦の海底炭。
ホームに展示してあった。


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撮影時刻 2004/07/17 16:17:13




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