634.JR土讃線後免駅



JR後免駅は島式2面4線の地上ホームを有する土讃線の有人駅である。
2002年7月1日に開業した土佐くろしお鉄道阿佐線が乗り入れたため、旧駅舎のあった部分にホームに線路を設置、
そのため以前からのホームが1番線から3番線を付番されていたために新しく設置された線路には0番線を付番し、
ここを土佐くろしお鉄道阿佐線の専用番線とした。
0番線はその先が行き止まりとなっており、土讃線は使用できない。
0番線と1番線は線路が繋がっており、土讃線と土佐くろしお鉄道阿佐線との直通列車はこちら側を使用する。
土佐くろしお鉄道阿佐線は大部分が高架となっているが、土讃線との接続のために後免駅は地上ホームとなっている。
土讃線は1889年に讃岐鉄道によって多度津から琴平までが開業、讃岐鉄道は山陽鉄道を経て1906年に国有化された。
讃岐鉄道の敷設した路線は讃岐線、讃予線の名称を経て予讃線となり、多度津から阿波池田までは讃岐線の支線として建設された。
阿波池田から三縄までは1931年に延伸、また豊永から高知を経て須崎までは高知線として建設された。
三縄から豊永までが1935年に建設されて、多度津から須崎までが繋がり、土讃線と改称された。
後免は1925年12月5日、高知線が高知から土佐山田まで延伸した時に同時に開業した。
1926年4月11日には高知鉄道が後免から後免町間が開業、高知鉄道は後の土佐電気鉄道安芸線となる。
土佐電気鉄道安芸線は1974年4月1日まで後免と安芸を結んでいたが、累積赤字で廃止が決定、
同時に後免から安芸を経て高知方面に至る阿佐線の建設のために日本鉄道建設公団に用地を売却、
しかし国鉄再建法によって日本国有鉄道経営再建促進特別措置法施行によって阿佐線の工事は凍結された。
その後、土佐くろしお鉄道が第三セクター鉄道として阿佐線の建設を継承、
土佐くろしお鉄道は同時に継承した工事線中村線の建設を優先したために阿佐線の建設は遅れ、
後免から奈半利までが開業したのは2002年7月1日になってからだった。
阿佐線の開業に合わせ、2001年4月25日には現在の橋上駅舎に改築を行った。
土佐くろしお鉄道阿佐線は“ごめん・なはり線”の愛称が付けられており、
また全駅に地元出身のやなせたかし氏がキャラクターを作っており、
後免駅には“ごめんえきお君”のキャラクターがデザインされている。


画像 dd03086
撮影時刻 2004/09/11 16:14:30

JR後免駅全景。


画像 dd03085
撮影時刻 2004/09/11 16:13:43
後免駅キャラクター“ごめんえきお君”。
土佐くろしお鉄道は各駅にオリジナルキャラクターがある。


画像 dd03052
撮影時刻 2004/09/11 14:39:14




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