668.JR桜島線安治川口駅



JR安治川口駅は島式1面2線の地上ホームを有する桜島線の駅であり、橋上駅舎化されている。
線路の西側に出入口があり、東側はJR貨物の駅があり、多くの貨物車が留置されている。
東京貨物ターミナルとの間に佐川急便専用のM250系貨物専用電車「スーパーレールカーゴ」が往復している。
1898年4月5日に西成鉄道が大阪から安治川口まで路線を敷設した時に同時に終着駅として開業した。
1905年4月1日には現在の桜島駅の前身となる天保山まで延伸した。
西成鉄道は1906年12月1日に国有化され、1909年10月12日の線路名称制定により西成線の所属となる。
1940年1月29日にガソリンカーの脱線転覆火災事故が起きた。
ガソリンカーとはガソリンを燃料としたエンジンを搭載した気動車で、戦前には多く普及していた。
駅員のポイント切り替え操作のミスによりキハ42000形3両編成のうち、最後尾の1両が脱線して脱線転覆、
燃料のガソリンに引火して死者189名、重軽傷者69名を出す大惨事となった。
この事故を受けて引火しやすいガソリン動車から安全性の高いディーゼル動車の開発が進められ、
また戦時中の燃料統制もあってガソリン動車はこのあと急速に姿を消すこととなり、一部の車両はディーゼルエンジンに換装された。
事件のあと、西成線でのガソリン動車の使用は中止され、翌年には急ピッチで電化工事が施された。
1961年4月25日に大阪環状線が全通したことにより、西成線の大阪から西九条までを大阪環状線に編入、
西九条から桜島までを分離して桜島線とした。
2001年3月1日にユニバーサルスタジオジャパンへの最寄り駅としてユニバーサルシティ駅が開業、
それと同時に“JRゆめ咲線”の愛称を使用開始、翌々日から大阪環状線への直通列車も設定された。


画像 dd03323
撮影時刻 2004/10/03 17:19:49



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