710.JR東北本線黒磯駅



JR黒磯駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の計3面5線の地上ホームを有する東北本線の駅である。
東北本線の交直境界駅となっており、上野から青森までの東北本線のうち、上野から黒磯までが直流電化、黒磯から青森までが交流電化となっている。
JR発足以降、東北本線上野から黒磯までは“宇都宮線”の愛称が付けられており、黒磯以南と以北では基本的に運転系統が分かれている。
かつては那須御用邸の最寄り駅としてお召し列車の発着もあり、皇室専用の出入り口や待合室も設置されているが、
現在では東北新幹線開業に伴い、那須塩原駅が最寄り駅として利用されるようになったため、ほとんど使用されていない。
1986年12月1日に日本鉄道によって開業し、1906年11月1日に日本鉄道は国有化され、1909年10月12日の線路名称制定により東北本線の所属となる。
1959年5月22日に宝積寺から黒磯までが直流1,500Vで電化され、同年7月1日に黒磯から白河までが交流50Hzで電化された。
東北本線を利用する貨物列車はここで機関車の付け替えや運転手の交代をするため、駅舎の反対側にはJR貨物の黒磯機関区がある。
まてこの一帯は鎌倉幕府を開いた源頼朝が巻狩りをした一帯ということで、
駅前には黒磯市が設置した「とちぎふれあい自然歩道」の案内板に、「巻狩りの里めぐり」が案内されている。

 源頼朝が鎌倉幕府を開いた翌年(1193年4月)その勢力を天下に知らしめるため
 ここ那須野ヶ原一帯で、大きな巻狩りが繰り広げられました。
 この巻狩りは「那須野巻狩」と呼ばれ、三浦氏、和田氏、梶原氏などの鎌倉幕府を支える
 有力な武将が参加したほか、獲物を追い出す勢子(せこ)10万人が加わりその声は、
 天地を揺るがす雷鳴のようであったと伝えられています。

 解説 「吾妻鏡」によりますと、那須野巻狩が行われたのは建久4年(1193)
    4月2日〜23日までの22日間となっています。
     巻狩り〔狩り場を四方から囲みも獲物を中に追い込む狩り〕
     勢子 〔獲物を追い出す人〕


画像 dd03833
撮影時刻 2005/03/12 08:46:46

JR貨物黒磯機関区。


画像 dd03827
撮影時刻 2005/03/12 08:54:35




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