781.叡山電鉄八瀬比叡山口駅



叡山電鉄八瀬比叡山口駅は櫛形3面2線の地上ホームを有する叡山本線の終着駅である。
櫛形ホームだが通常の改札口は頭端部ではなく、北側に設置され、頭端部の臨時改札口はほとんど利用されない。
改札口のあるホームが一番線で南側のホームが2番線、中央のホームには付番されておらず降車専用となっている。
木造の駅舎は開業当時に建設されたもので、趣のある造りとなっており、
また約300mの距離には京福電気鉄道鋼索線叡山ケーブルのケーブル八瀬駅があり、
さらにロープウェイを乗り継いで比叡山山頂に行ける。
1925年9月27日に京都電燈が現在の叡山本線を敷設、その時に終着駅として開業した。
開業当時は“八瀬”という駅名だった。
戦時中の1942年3月2日に京都電燈解散に伴い鉄道事業を京福電気鉄道に譲渡、
1965年8月1日には駅名を“八瀬遊園”に改称した。
この辺りに「八瀬遊園」という名の遊園地が開業したのだが、
その後「スポーツバレー京都」、「森のゆうえんち」と形態を変え、それも2001年には閉園となっている。
1986年4月1日に京福電気鉄道より路線が叡山電鉄に譲渡され、
遊園地の閉園に合わせて駅名を実情と併せるかのように2002年3月10日に“八瀬比叡山口”に改称された。


画像 dd04729
撮影時刻 2005/12/11 11:12:40

ケーブル八瀬駅。
比叡山アクセスのための、
京福電気鉄道叡山ケーブルの、
山麓駅である。


画像 dd04730
撮影時刻 2005/12/11 11:16:07




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