797.JR石巻線石巻駅



JR石巻駅は単式1面1線と島式1面2線、頭端式1面2線の計3面5線の地上ホームを有する石巻線の駅である。
石巻線のほか、仙石線も終着駅として接続しており、
駅舎から接続している1番線、2番線は仙石線が頭端式ホームに接続しており、
3番線は石巻線上り、4番線、5番線は石巻線下りが使用、3番線も駅舎から直接繋がっており、
4番線、5番線の島式ホームのみ跨線橋で繋がっている。
石巻はサイボーグ009や仮面ライダー、ロボコンなどで有名な漫画家の石ノ森章太郎氏の生誕地であり、
約1kmの距離には石ノ森萬画館が設置されていて、
石巻市は“萬画の国”による町おこしを行っており、市内には石ノ森キャラクターのモニュメントが点在している。
それは石巻駅も同じで、駅にはサイボーグ009のキャラクター002と003が設置されており、
構内にも仮面ライダーやロボコンなどのキャラクターが設置されている。
1912年10月28日に仙北軽便鉄道が小牛田から石巻まで敷設された時に同時に終着駅として開業した。
仙北軽便鉄道は1919年4月1日に国有化、軽便鉄道法の廃止により1922年9月1日に石巻線に改称された。
1928年11月22日に宮城電気鉄道線石巻駅が開業した。
宮城電気鉄道は開業当時から直流電化で開通した民間私鉄であり、1925年6月5日に仙台から西塩釜までが開業、
その後延伸を続け、1928年11月22日に全通した。
1932年1月8日宮城電気鉄道石巻駅が宮電石巻に改称、
戦時中の1944年5月1日に国有化され、仙石線に名称変更された。
これと同時に宮電石巻駅も国有鉄道の石巻駅に統合されたが、駅舎は別れたままであった。
仙石線は最初から電化されていたが、石巻線はこの当時は非電化だったため、
地元の人々からは仙石線の駅を「電車駅」、ほかの国鉄路線の駅を「汽車駅」と呼んでいたという。
石巻線と仙石線の駅舎が統合されたのは国鉄分割民営化後の1990年7月21日だった。
石巻駅には駅名の由来が設置されており、以下のように書かれている。

     石巻駅の由来

   東端を北上川が流れ、南端に羽黒山(現羽黒山公園)があり、
  山裾と北上川に囲まれた地域で端郷住吉、袋谷地とからなる地域を石巻と称していました。
  石巻とは、伊寺川(伊治川=迫川の古い呼び名)の水門(港)という意味で、
  「伊寺水門(いじのみなと)」と呼ばれていたのが次第に転訛して「石巻」になったとされています。(宮城県地名考)
   また、石巻村の東端・住吉町の大島神社の前面、北上川の河中に「烏帽子石」という石があります。(封内風土記)
  その石で河水が渦を巻いて流れているところから「巻石」と呼ばれるようになり、
  これが地名の由来になったともいわれています。(安永風土記)

  この地名の由来を受けて、大正元年(一九一二)一〇月二八日、
  石巻線の小牛田〜石巻間開業の時、石巻駅が開業しました。


画像 dd05400
撮影時刻 2006/04/23 10:19:36



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