799.JR仙石線苦竹駅



JR苦竹駅は相対式2面2線の高架ホームを有する仙石線の駅である。
高架下に駅機能が集約されており、
隣の陸前原ノ町は地下駅で、約800mの距離で高架ホームに至るためホーム自体にも勾配があり、
また線形もここから国道45号と梅田川を越えなければならないためにホームが急カーブ上に設置されている。
仙石線の前身である宮城電気鉄道が仙台から西塩釜までを敷設したのは1925年6月5日だが、
1928年4月10日に新田駅が新設されたが、場所は梅田川を越えた場所に敷設された。
現在の位置に移設され、地名に従って苦竹に駅名変更されたのは戦時中の1943年2月8日である。
これは苦竹地区の農地を買収し、東京第一陸軍造兵廠仙台製造所という軍需工場が設置されたのに伴う。
この場所は戦後GHQに接収され、苦竹キャンプとなった。
その頃に歓楽街が形成されたが、現在では衰退しているようである。
苦竹キャンプはGHQが引き上げたあと、陸上自衛隊東北方面隊・仙台駐屯地となっている。
1944年5月1日に宮城電気鉄道は国有化され、仙石線の駅となる。
高架化されたのは1966年1月20日で、それまで国道45号にあった踏切を改称した。
2000年3月11日には仙台から陸前原ノ町までが地下化され、2003年8月10日に現在の駅舎にリニューアルされた。


画像 dd05429
撮影時刻 2006/04/23 15:33:38



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