888.JR予讃線宇和島駅



JR宇和島駅は頭端式2面3線の地上ホームを有する予讃線の駅である。
また隣の北宇和島駅を終着とする予土線も運用的には宇和島まで乗り入れている。
予讃線、予土線共に1番線から3番線を使用するが、1番線のホームは特急乗り入れに対応して少し長くなっている。
かつては単式1面1線と島式1面2線の計2面3線のホームで、その先で線路がひとつになっていた。
駅構内に宇和島運転区が併設されている。
1914年10月18日に宇和島鉄道によって宇和島から近永までを敷設した時に同時に開業した。
駅前には軽便鉄道だった宇和島鉄道で使用されていたドイツ・コッペル社製の蒸気機関車のレプリカが設置されている。
宇和島鉄道は1933年8月1日に国有化された。
現在の駅舎は国鉄民営化後の1998年4月2日に使用が開始された。
駅ビルの上はホテルクレメント宇和島となっている。
宇和島鉄道機関車のレプリカには以下のように書かれている。

  宇和島城築城400年祭記念
   鉄道唱歌(大和田健樹・作詞)誕生100周年記念事業

  この模型は宇和島で一番初めに走った機関車〔コッペル社製9.66t形式ケ220〕を
 資料に基づき極力復元に努めたものです。
  本物はドイツのオーレンシュタイン・ウント・コッペル社で作られ、
 大賞3年の5月に最初に試運転が行われました。
 初めて機関車が走ったときの人々のおどろきと喜びを、思い浮かべてはいかがでしょうか。

  宇和島鉄道は、明治の終わりから大正・昭和の初期にかけて全国に敷設された、
 レールの幅が狭く車両も小さい軽便鉄道でした。
  当時南予地方は陸上交通の便が悪く、鉄道敷設への人々の熱意は四国の鉄道敷設運動の中でも
 特筆すべきものがありました。
 その結果大正3年10月18日念願の私設宇和島鉄道が宇和島−近永間17.3kmで開業、
 大正12年には近永−吉野間が開業しました。
 その後昭和8年8月政府による買収か実現し、私設宇和島鉄道は18年の使命を終えました。


画像 dd07538
撮影時刻 2007/01/27 15:33:48

「宇和島闘牛」の銅像


画像 dd07539
撮影時刻 2007/01/27 15:36:56
宇和島鉄道機関車のレプリカ。


画像 dd07540
撮影時刻 2007/01/27 15:37:39




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