925.近畿日本鉄道四日市駅



近鉄四日市駅は島式3面6線の高架ホームを持つ名古屋線の駅であるとともに、
島式1面2線の地上ホームを有する内部線の駅でもある。
名古屋線の高架ホームは湯の山線も乗り入れており、
1番線が名古屋線下り待避線、2番線が名古屋線下り主本線、
3番線が名古屋線上り主本線、4番線上り待避線、
5番線が湯の山線と名古屋線上りの近鉄四日市発着の急行、6番線が湯の山線が使用する。
内部線のホームは名古屋線の高架ホームとは離れた場所にあり、改札外の接続になっている。
9番線、10番線が内部線が使用するが、日永を起点とする八王子線も全列車が近鉄四日市まで乗り入れている。
内部線は名古屋線と連番となっており、名古屋線が地上ホーム時代にあった8番線、9番線は現在欠番となっている。
現在の近鉄の駅がこの付近に出来たのは、現在の近鉄四日市から東に300m位の位置にあった“諏訪”が最初であり、
この駅を最初に開業させたのは三重軌道が1913年5月16日に諏訪前から南浜田間を開業させた時である。
三重軌道は後の近鉄内部線となる路線であり、同年9月24日に現在の四日市鉄道が乗り入れてくる。
四日市鉄道は現在の湯の山線となる路線であり、諏訪から川島村(現・伊勢川島)まで敷設されたのと同時に開業した。
1915年12月25日には三重軌道が、1916年3月3日には四日市鉄道が諏訪から四日市の区間を開通させている。
1916年7月19日に三重軌道の路線が三重鉄道に移管される。
現在の近鉄名古屋線となる伊勢鉄道が四日市に駅を設置したのは1922年3月1日に海山道から新四日市間を開業した時である。
伊勢鉄道は同年9月12日に伊勢電気鉄道に社名変更、
1927年11月29日には四日市鉄道が、1928年1月29日には三重鉄道がそれぞれ四日市市から諏訪間を廃止した。
伊勢電気鉄道は1929年1月30日に桑名から四日市までを敷設、同時に諏訪駅も開業する。
1931年3月1日に三重鉄道が四日市鉄道を合併、
1936年9月15日には参宮急行鉄道が伊勢電気鉄道を合併、
1941年3月15日には大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、社名を関西急行鉄道に改称する。
戦時統合により1944年6月1日に関西急行鉄道と南海鉄道が合併、近畿日本鉄道が設立した。
1956年9月23日には近鉄名古屋線の経路変更により四日市駅を廃止、諏訪駅を現在地に移転した上で近畿日本四日市に改称した。
1964年2月1日に三重交通の鉄道事業が三重電気鉄道に譲渡され、翌年近畿日本鉄道に合併された。
近畿日本四日市という駅名は1970年3月1日に近鉄四日市に改称、
名古屋線のホームが高架化されたのは1973年3月11日である。


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撮影時刻 2007/03/17 15:43:57

近鉄四日市駅北出口。
「ふれあいモール」が併設される。


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撮影時刻 2007/03/17 15:38:28
駅ビルの反対側から見た近鉄四日市駅。


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撮影時刻 2007/03/17 15:42:26
近鉄百貨店が入った駅ビル。


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撮影時刻 2007/03/17 15:45:15
内部線のホームのある地上駅。


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撮影時刻 2007/03/17 15:52:03




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