954.比叡山鉄道ケーブル坂本駅



比叡山鉄道ケーブル坂本駅は坂本ケーブルの山麓駅である。
1927年3月15日に開業、駅舎もその時に同時に建設された。
開業した時は“坂本”の駅名だったが、1974年1月15日に“ケーブル坂本”に改称された。
1997年に国の登録有形文化財に登録されている。
比叡山鉄道坂本ケーブルは日本一長いケーブルカーとしても有名である。
その麓の駅であるケーブル坂本駅はレトロな雰囲気を残す大正ロマンを感じる木造2階建てである。
坂本ケーブルは途中にほうらい丘駅ともたて山駅があるが、
この中間駅で下車するには事前に運転手に申し出なければならず、それ以外は通過する。
途中で二つの車両がすれ違うターンアウトがあり、ここだけ複線になっている。
ケーブルカーには1号「縁」と2号「福」があり、ターンアウトですれ違う。
ここのケーブルカーは赤と濃緑のツートンカラーで、センスの良いカラーリングである。
頂上のケーブル延暦寺駅までは2,025mの坂道を11分で上り、
途中に7箇所の橋梁と2箇所のトンネルがあり、途中に山の間から琵琶湖も望める。
ほうらい丘駅からは織田信長の比叡山山焼きで亡くなった人たちの霊を慰めるため、
地元の人が掘ったという石仏が祭られている霊屈の石仏があり、
またもたて山駅から徒歩15分の距離には紀貫之の墳墓がある。


画像 dd08670
撮影時刻 2007/07/07 16:05:13



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