981.箱根登山鉄道彫刻の森駅



箱根登山鉄道彫刻の森駅は相対式2面2線の地上ホームを有する箱根登山電車の駅である。
2面2線のホームのうち、基本的には上りも下りも駅舎側の1番線を使用し、
列車交換をする時のみ、上り列車が2番線を使用する。
箱根登山鉄道は1888年2月21日に国府津から湯本までの馬車鉄道建設を目的に設立された小田原馬車鉄道に始まる。
同年10月1日に国府津から小田原を経由して湯本までを結ぶ馬車鉄道が開業した。
小田原馬車鉄道は路線の電化に合わせて1896年10月31日に小田原電気鉄道に社名変更、
馬車鉄道として敷設された路線は1900年3月21日に全線電化された。
また1919年6月1日には箱根湯本から強羅までが開業して、この時に“二ノ平”の駅名で開業した。
翌年1920年12月6日には国府津から小田原までの区間が廃止、
1928年1月20日に小田原電気鉄道は日本電力と合併して日本電力小田原営業所となった。
日本電力は戦前に存在した五大電力会社のひとつで、1939年から1942年にかけて国の電力国家管理政策で施設を失い、
持ち株会社に移行した後も戦後の財閥解体政策で解散している。
日本電力と合併した同じ年の8月13日に箱根登山鉄道に再度分社化された。
この箱根登山鉄道は現在の小田急箱根ホールディングスであり、
現在の箱根登山鉄道は厳密に云えば別会社である。
1969年に開館した箱根彫刻の森美術館に合わせて、1972年3月15日に駅名も“彫刻の森”に変更された。
小涌谷から彫刻の森に至る途中には幾つかの彫刻が車窓から見ることが出来る。


画像 dd09037
撮影時刻 2007/09/15 09:48:22



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