988.箱根登山鉄道風祭駅



箱根登山鉄道風祭駅は相対式2面2線の地上ホームを有する箱根登山電車の駅である。
線路の所有は箱根登山鉄道だが、小田急小田原線からの乗り入れ車両のみで運行されている。
1番線は下り、2番線は上りが使用する。
箱根登山鉄道は1888年2月21日に国府津から湯本までの馬車鉄道建設を目的に設立された小田原馬車鉄道に始まる。
同年10月1日に国府津から小田原を経由して湯本までを結ぶ馬車鉄道が開業した。
小田原馬車鉄道は路線の電化に合わせて1896年10月31日に小田原電気鉄道に社名変更、
馬車鉄道として敷設された路線は1900年3月21日に全線電化された。
また1919年6月1日には箱根湯本から強羅までが開業、翌年1920年12月6日には国府津から小田原までの区間が廃止、
1928年1月20日に小田原電気鉄道は日本電力と合併して日本電力小田原営業所となった。
日本電力と合併した同じ年の8月13日に箱根登山鉄道に再度分社化された。
1935年10月1日に現在の路線である小田原−箱根湯本間の鉄道線が開業し、
市内線は箱根板橋−箱根湯本間が廃止され、1956年6月1日に小田原−箱根板橋の市内線も廃止された。
風祭駅もこの登山電車の開業と同時に1935年10月1日に開業した。
もともとは小田原から箱根湯本も箱根登山電車の車両が運行されていたため、
この当時は島式1面2線でホームの長さが30mしかなく、
そのため4両編成の小田急車両は全てホームに入りきれず、
箱根湯本方の1両だけを、車掌や駅員が非常用ドアコックを操作してドアを開ける。
列車が近づくと駅員が軍手をしてホームに待機している。
2007年1月から駅の改良工事が開始され、
取材時もホームの拡張工事中で、駅舎も仮設のものになっていた。
ホームの拡張工事は2008年3月15日に新ホームの供用を開始、
前日で非常ドアコックによるドアの開閉扱いは終了した。
駅の改良工事は2008年10月1日に完了、南口改札口を設置された。


画像 dd09072
撮影時刻 2007/09/15 11:56:32



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